9月の7日から休暇で日本へ2週間一時帰国した。その時の食べた物一覧である。
8 |
月 |
我が家
「うすけぼう」京橋店 |
9 |
火 |
有楽町電気ビル20階FCCJ(外人記者クラブ)
赤坂「ふく田」 |
10 |
水 |
青学会館2F「シャロン」海鮮チラシ
「うすけぼう」 日比谷店 |
11 |
木 |
金剛ホテル中華海鮮麺
紅楼夢、学士会館 |
12 |
金 |
新御茶ノ水・総評会館「暫」
新橋、ブタシャブ |
13 |
土 |
吉祥寺第一ホテル、パーティブッフェ
グランドパレス「千鳥」鉄板焼き |
14 |
日 |
「大竜」ラーメン
「桜」、シラスどん |
15 |
月 |
グランドュオ中華飲茶 |
16 |
火 |
イタリアン品川
「桜」、シラスどん |
17 |
水 |
学士会館、「紅楼夢」
赤坂「コジーコーナー」、パープルパフェ「邦」ラーメン |
18 |
木 |
名鉄グランド
夕食名古屋「はんなり」 |
19 |
金 |
「天や」秋味キノコ海鮮天丼
立川伊勢丹、「堀川更科」かわりそば |
20 |
土 |
麹町「秋本」うな丼
グランドパレス「千鳥」鉄板焼き |
自腹のものもあるが、お仕着せのものもある。
一般的に言って、日本の食いものは美味いが、今回食べた物も全てが水準以上の味であった。
その中での比較は非常に微妙なものになるが、あえてコメントをするのが筆者の悪癖でるが、癖は治らないものである。
「うすけぼう」が二度偶然出てくるが、日比谷店のほうが断然良かった。京橋店はこれで二回目であるが、奮起を望む。
二回出てくるのは、「千鳥」もであるが、ここの鉄板焼きは筆者の甲羅に合う値段と味で、いつも納得であるが、今回メニューがかわりちょっと問題がある。前菜のいちばん右に肉料理が出るが、これからステーキを食べる者にとって、くどい感じである。タンシチューも屋上屋を重ねるという感想があるかも知れない。二回ともキノコを一品の中から選び足したが、もう少しメニューに総合力を発揮してもらいたいと思った。前沢牛のサーロインの味は納得である。
「天や」の天丼は出色といつも思う。500円からの値段でこれだけのものを食べさせてくれることに感謝している。1000円以上取る店のてんぷらより数段こちらをお勧めする。たれも良い。評価している。
神田の麻雀や「桜」お手製のシラスどんは、美味しかった。麻雀やのやっつけ飯にはもったいないくらいのものであった。従い2度食べたのである。
名古屋で御馳走になった京料理「はんなり」は、美味しかったが料理を出すタイミングがもう少し間合いを考えたらさらに良いものになるであろうと思った。新鮮さだけを売りにする昨今、うまみを追求した鮮度管理に気を使った刺身が特によかった。生け作りを売りにする店が多くなった昨今、旨味のタイミングを狙った刺身はさすが京の伝統かと感心した。
「秋本」のうな丼はいつ食べても秀逸である。一人で食べてもうまい。一人で食べてもうまいものは、そんなに多くないが、ここはひとりで食べに来ても良いところである。
学士会館の紅楼夢は99の「御馳になります」で、知ったところで、わが威友の高尾さんがよく使うのでよく通うことになる。できれば、正式コースを食べてみたいものである。お土産の月餅は見事で、楽しみにしている人も少なくない。
第一ホテルは、その系列すべてで、食べ物に気を使っているようで、美味い。渋谷のNHKに近い所にあったモンパン(?)と記憶する小さなレストランのシチューとパンは絶品であった記憶がある。吉祥寺もそれにもれず、我が家愛用の先の一つである。パンが美味いし、料理も気が利いている。今回のブッフェも全てがおいしかった。主催者が人数分の量を出すように注文した様で、御客を満足させる量があり、ブッフェ特有の最後の寂しさがなくて、結構でした。
今回食べた中で、一番印象に残っているのは、おやつに一人で赤坂のコジーコーナーで食べた、長野パープルのパフェであった。パープル種のブドウを使ってのシャーベットベースのパフェは、秋を知らせる一品で、上品の中にボリュームもあり、筆者はいたく感激したのである。コジーコーナーはそのボリューム感と価格からあまり高い評価を受けていないが、もっと評価されてよい店であると考える。ボリュームは、品格を疑うに一歩手前の多さで、値段が安すぎである。その、シュークリームを見よ。
その他、駅売りのケーキの安さを見よ・・!
今回この文をものした理由は、も一つある。
神田の駅前のラーメン屋「かやま」が串焼き屋に変貌したことと、日本の洋食「津つ井」九段店が閉店したことが、残念で、残念で仕方がないということである。
かやまのラーメンが特別ず抜けて美味いというわけではない。「津つ井」の洋食が東京一というわけではない。行きつけの店の無くなる悲哀を感じたのである。神田の駅前で、麻雀の前に食べる「かやま」のラーメンは何となく性に会っていたし、「津つ井」のカキフライやハヤシライスはもうお目にかかれないと思うと悔しい限りである。贔屓にしていたやっくん(薬丸君)はどうするのだろうか?
国分寺の北口の「サンフレッチェ」という、老夫婦がやっていた広島焼きの店がなくなった時もそうであったが、インドへ行っている間に、閉店してくれて最後の味わいのチャンスをくれなかった点も筆者にとっては悔しい限りであった。
特に、カキフライについては、新宿ルミネの「パオ」がなくなり、「津つ井」がなくなり、どこで食べたら良いのだろうか。誰か教えて下さい。
食事を制限して2年延命するのと、食べたい物を食べたいように食べて死んでゆくのと、どちらが良いかとのバランスを考える今日この頃である・・まさに餓鬼道にさまよっているのである。
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