
熊本県荒尾市で中学生が見つけた、右半分が雄、左半分が雌のノコギリクワガタ=8日午後1時12分、伊藤奈々恵写す
◇右半身は雄、左半身は雌のノコギリクワガタが熊本県荒尾市で見つかった。専門家によると、両性を併せ持つクワガタは「全国で年1件報告があるかどうか」だという。
◇同市の中2、西川智喜君(13)と川上健君(13)が7月31日、近所の神社の木の幹で見つけた。雄の特徴であるノコギリ型の大あごは右側だけ。足の長さや色まで左右違う。
◇ところで、このクワガタ。羽根の長さも違うため、真っすぐ飛べないという弱点も。人の世も虫の世界も、やはり左右のバランスが大事、ということですか。【伊藤奈々恵】
毎日新聞 2006年8月9日 21時47分 (最終更新時間 8月9日 22時06分) |