コプラ(copra)を売る少年 |
2007/6/7 |
インドでコプラと言うと、猛毒をもつ蛇を思い起こす人がいるかもしれないが、ここで取り上げるのは, 島崎 藤村の 「名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実ひとつ 故郷(ふるさと)の岸を 離れて 汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき) 旧(もと)の木は 生(お)いや茂れる 枝はなお 影をやなせる われもまた 渚(なぎさ)を枕 孤身(ひとりみ)の 浮寝(うきね)の・・・」 の椰子の実の内側に、へばりつき沈殿する乳脂のコプラである・・ 大きな交差点では、色々な物売りが来るが、コプラ売りもヒーローチョークの名物である・・ 彼は今日の今までの売り上げを真剣に数えていた・・ そして、カメラに気がつき一寸吃驚したようだ・・ でもその後、にっこり笑ってくれた・・その写真は撮れなかった・・ |
一枚一枚札の皺を伸ばしながら、わき目も振らず勘定している・・横においてあるのは売り物のコプラである・・![]() |
カメラの殺気を感じたのであろう・・勘定が終わるとカメラを見つけて一寸びっくりのところである・・![]() |