インドで成功する秘訣
―インド人の発想に負けない戦略―

● 時 期 :7月13日(水)12:30〜16:30
● 会 場 :「東京・王子」北トピア    
〒141-0031東京都品川区西五反田2−29−2
日幸五反田ビル8階
技術情報協会(03-5436-7744)
春日 務様

 

1.インドで成功するためにヒントになるかの知れないインド社会事情
 
  膨大な人口が市場になりうる
    少子化は進んでいない
  政権交代はあっても政治はきわめて安定している
    政権交代はきわめてスムースに行われている
  平和な治安の良い国である
    殺伐な事件は少ない
  農業国である。この農業が安定成長をしている
    農民が金を持っている
  花屋が住宅街にある
    花を愛でる余裕がある
  住宅を飾る気配がある
車を飾る気配がある
ペットを飼う人がいる
趣味を持っている人がいる
クリケットに夢中になる人がいる
ゴルファーが増えている
ブランド志向もある
大部分が価格優先
教育熱心が見受けられる
向上心が見受けられる
    自転車→バイク・スクーター→自動車
  貯蓄性向が強い
結婚式に金をかける
    ダウリーと呼ばれる持参金
  既製品の方がオーダーメイドより高い世界
    洋服、サハリ
   ミネラルウオーターの普及
自動車、バイクの急増
毎年7%前後の成長
新しい物でも可能性ある
ファーストフードの普及
海外の食が散見される
    イタリアン タイ 日本
  マックのソフトクリーム7ルピー
電力不足
    毎日夏のニューデリーでは停電がある
  水不足
    水争いをしている州がある
  ロジスティックの不備
    日新のインド進出
  港湾設備の不備
道路は発展途上
    日本道路公団より出向している
  ガソリンが高い
    リッター40ルピー
ディーゼルに移行の乗用車
  携帯電話の普及
    運転手が使用 私的使用人の携行
  衣服の多色化
    男性の服装もカラフルに
  インド料理はハイカロリー
    健康志向も出てきている
健康食が出てきている
  ベジタリアンは宗教的な意味は現在は薄れている
    家族でベジとノンベジが共存する家庭がある
単なる食習慣と言い切るインド人もいる
曜日によるベジがいる

2.インド人とは

  インド人は同じ条件であれば自分が旨くやると言う誇りがある
インドに進出するとインド法人として他のインドの会社と同じ条件で競争する
    インド政府は外資を歓迎するが優遇はしない
選択的に外資に悪条件を押し付けることも無い
税制は複雑を極めるが、上手に節税が必要
コストダウンは他社以上に
薄利多売
  計算の速さは目を見張るものがある
    社長自らコスト計算を即座にやる人がいる
  自分独自の儲けるシステムを作り上げられると自負している
    おきて破りの発想法
非常識と思われるような条件の提示
  原理原則に立ち返る
手先が器用で、視力が良い
    ゴルフ場のキャディ
工場が暗い
  忍耐力がある
    同じ姿勢
単調な繰り返し作業
  意見を述べる
    沈黙は金は通用しなし
  意味を考える人がいる
    何か新しいことをやるとき
ボーナスに差をつけるとき
昇給を決めるとき
  多くの企業が改善運動を行っている
    提案運動が定着している企業がある
意味のない提案も数ある
  朝礼を笑うインド人とまじめに聞くインド人がいる
    価値のある話と、形だけの朝礼
朝礼は就業時間の内側
  形から入ることを理解できないインド人がいる
    制服・朝礼・大部屋システムの意味を説明しきる
  独自の独特の発想をする
    時は金なり
外貨危機を自由化の方向で解決
まさかの友は真の友
  傲慢で自己主張が強い
自分に得になることしか言わない
    正直である
  交渉力がある
日本人の扱いを知らない
食事のときすすめ上手である


3.古いインドと新しいインド

  古いインドを工場内に持ち込むと、インドの古い社会そのものを工場内に作り上げる
こととなる。これは、古いインドの習慣はsの習慣が発生した当時に無かった業種、
職業にそぐわないのは当然である。
  パートナーにインド人ゆえインド人の労務管理を任せると、パートナーが外国のやり
方を知らない場合には古いインド社会を工場内に再構築することになってしまう。
  新しい労務管理、日本流をインドに紹介することが成功の秘訣のひとつである。
  日印の良いところをとってやる方法もある。


4.カーストは問題か?

  カーストを一言で言うと「血縁を意識した同業者集団」
揉め事はそのコミュニティの長老が裁く
カーストに無い近代業種は、無関係
ただし工場内に古い職業がある
    掃除
食事の支度
それをカーストで処理しない
会社の社員は平等の意識
  会社をひとつのカースト的に考える
    会社は一つのコミュニティ
コミュニティの長老すなわち社長が揉め事を裁く
  会社をカーストにはできないが、そのような発想法にはなじみやすい
 カーストは足を引っ張る頑迷固陋のシステムではない

5.宗教は問題か?

  インドは政教分離の国である
宗教による差別は認めない
しかし宗教は認めている点日本とは違う
    ヒンドゥ教、回教、ジャイナ教、仏教、キリスト教、シック教の休日を認める
政治家は敬虔宗教信者で自分の宗教に箱理を持っている
  会社経営には宗教は影響ない

6.言葉の多様性と二重構造

  インドには多くの言語が存在する。公式に認められている言語は17に上る
学者によれば600とか800の言語を分類する
したがって、言葉が通じないことがあっても普通のことである
そういう中でヒンディ語を公用語としようとすることが憲法に定められた
    ヒンディ語を普及させるための部局が国営企業にはある
そいう中で、英語が公平共通言語としてインドで普及した
ヒンディ語場馬鹿にされる
娯楽はヒンディ語(テレビ)
  インド英語は独特であるが、水準は高い
    難しい単語を使う
文章が比較的長い
独特の発音。r、thの音が特徴ある
文章を話すときは平板である。インドネーションがない
  学者、技術者、経営者は英語が流暢であるのが当たり前
識字率は65%

7.ガンディーの戦略

  マハトマ・ガンジーの戦略、無抵抗
サボることが独立につながる
    これが独立後に悪影響をもたらした
国営企業でのストの多発
働かないことが賃金を上げる
  Self-reliance独立独行、自給自足型国家
現在、Interdependence 国際相互依存

8.ライセンシング・ラジからマーケティング・ラジへ
* 添付参照

9.弁護士のお使い方

  弁護士にもいろいろある
    日常の労関係を扱う弁護士
企業の契約関係を扱う弁護士
政治的ロビー活動をもやる弁護士
大型プロジェクトの契約関係を扱う弁護士

10.具体的な成功例

  マルチスズキ
    トップの決断
先駆者利益
日本式経営の導入
平等、食堂、トイレ
古いインドを持ち込まなかった
新型車の導入
トップの向上現場までの介入
問題点
 賃金が高くなりすぎている
 非生産部門のオーバーヘッドか負担に
  ホンダ
    下請けのインド進出を図っている
朝霞の品質コントロール
本社のトータルインド及びアジア戦略の存在
人材の豊富さ
     
     
  日清ヌードル
    社長の命令
セグメントの策定
TVコマーシャル
人を得た
インド人の嗜好を変えた
マーケッティングの勝利
  ケララケミカル
    原料立地
買手の確かさ
新田ゼラチンの努力
  アサヒインドグラス
    優れたパートナー
現地人を信頼
寡占マーケット90%以上
技術移転の完成
明るい経営
本社のサポート
本社での出世の糸口がインド経験


ヒローホンダ
インド側の日本技術への信頼
先駆者利益
販売拠点お整備
コストダウンへの飽くなき努力
パートナーの理解
ホンダ4輪
セグメントの策定
月1000台での黒字
インジャナイカイの盛り上がり
ホンダスクーター
インドベンダーの開発


11.成功の秘訣

全社一丸となる
インド進出は片手間にやらない
インドの専門家を置く
売り先の選定。セグメントの策定
マーケッティング
儲かるシステムを作る
パートナーの選定
信頼できるインド人の部下を作る
    インドの財閥系の番頭
腹心の部下 可能か不可能か
人間的に尊敬される人をインドに送る

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