インド常識・マナー学習

2003/6/27

多摩大学ルネッサンスセンター
40歳台CEO育成講座


2003年6月27日
「インド常識・マナー学習」
講師:清 好延
1. 食
インドの食物は原則として火を通すゆえ安心して食べてよい。
中国との対比
生野菜のサラダ等は最近紹介されたものが多い。

インドにはベジタリアンが多い。宗教的意味とそうでないものと。
一家の中でも違う。日によってベジタリアン。各曜日に神様を割当てその日を忌日として菜食を取る人がいる。
もっとも厳格なベジタリアン 根菜も食べない
普通の野菜はOK
無精卵まではOK
卵はOK
以上何れもミルクをはじめとする乳製品はOK
ノンベジタリアン
鳥と魚はOK
豚を食べない 回教徒
牛を食べない ヒンドュー教徒
何でも食べる

  インド料理は禁欲的な香りがする。
腹が膨れればよい。うまい不味いは言わない。
  
  凝った料理はムガールが持ち込んだ宮廷料理。

  今では味を云々するようになった。

  乳酸発酵文化圏
たんぱく質発酵調味料圏、アルコール発酵調味料圏
納豆を食べる人たちがいる。マニプール州。

  酒はあまり無い。
    ソーマは酒かの議論あり。
酒はただなら大量に飲む人がいる
酔っ払いは軽蔑される。酒の上のと言う言い訳は通用しない

  米を食べるのは南。北は米を必要としない人たちがいる。

  小麦粉から作る食べ物
チャパティ、ローティ、ナン、パラタ、プーリ、バトゥーラ等々

  米や他の穀類から作る食べ物
ドサ、ウプマ、イディリー、ワダ、ウパッタム、

水はミネラルウォーターを飲用とする。

紅茶は北インド、コーヒーは南インドといわれる。
  
  水に関するタブーと寛容さ
古いインドの教えでは(マヌの法典等)客人に水と食べ物を寄進することを徳と教えている。一方、アンタッチャブルには井戸を使わせないとの地域がある。
  
塩は岩塩と海水からのものがある。
ブラックソルトと呼ばれる一寸紫がかった硫黄のにおいのする岩塩もある。

  外食の習慣は無い。自分の家で食べるのが一番安全。
自分のカーストより下のものが作ったものは食せ無い。
ブラフマンがコックに最適。(理論的)お菓子やナド。

  食べるに際し特に規定は無いが、左手は使わないほうが無難なところもある。
手で食べる人が未だ多い。食器はバナナの葉っぱやホウノ木の葉を固めて作った皿など。現在はステンレスの食器が便利と重宝がられている。

  食事は一日二回の地方もあるようだ。

  カレー以外の食べ物は無いと考える。カレー=おかずと考えると分かり易い。

2. 衣
現在の都市では西洋と変わらない服装のビジネスマンが殆どである。
  伝統的な服装をしているのは、政治家、特殊な職業に限られる。

パーティーなどでは小うるさいことを言う場合もあるが、背広一着で十分すぎる。
  サファリで押し通すことも可能である。

ドビーと言う洗濯やがいる。カーストを形成している。

回教徒の女性は黒を身に着けて皮膚をあらわにしないことがある。ヒンドュー教徒の寡婦は白しか着れなかった。初潮を迎えるとサリーを着るようになる地域もある。

坊主の法衣の黄色は防虫剤のウコンである。
法衣だけでなく、お経の紙にも。

インドは絹を中国から輸入している
  絹のサリーが高級サリーで結婚式の金糸を織り込んだ赤いサリーは女性の憧れ。
  輸入した中国の絹糸を縦糸にして各地で名産のサリーがある。バナラシー、ケンチープラム、ベンガル、イカット(絣)等々

既製品よりオーダーメイドの方が安い。
コットンパンツRs.1500~2000 オーダーでジーンズRs.700以下

暑いところでは上半身裸の場合が多い

3. 言葉
言葉のダブルスタンダード
言葉の種類が多い
200〜500種類と分類する学者もいる
大きく分けて3種類、プラス英語
  言葉が通じない、分からないのは当たり前
  英語が分からないのは人間扱いされない
   母国語を捨てる人たち
一方ヒンディーを国語にとの普及活動
エンターテイメント系はヒンディーが圧倒的になっている現象
テレビ・映画・音楽

日本語の50音はヒンディーの音韻表から
  世界的に完全な言語は無い
    英語のでたらめさ加減 STR ie ea ae ei ee I
チャ 中国語の出鱈目さ
 
4. 住
上流階級は英国人を初めとする西欧人が持ち込んだ住宅形式を模す

熱帯地方では住居はあまり重きを置かないのでは

家の中には家具が無い


5. カースト
血縁を基本的なベースとした同業者集団、氏姓制度、コミュニティー

日本人がカーストを知っている理由
釈迦の教えの意味を説明するため
人間は同じ

同じカースト同士の結婚が前提だが、同じカーストでもゴートラが同じだと結婚できない。近親結婚を避ける意味。

保険、社会保障の意味合いもある

コミュニティーの謝意小単位 50人

長老が裁く

コミュニティーのルールがインドの一般法に優先する
結婚、遺産相続等

伝統的なコミュニティー間にはルールが出来ている
上下関係、契約関係、

外国人はアンタッチャブルであった
英国人は別格
日本人も別格

6. タブー
コミュニティーの中には各所のタブーがある

他のコミュニティーのやることについては無関心

人に暴力を振るわない、特に他のコミュニティーの人に対して裂ける
非暴力が最低のルールの一つ

生き物の殺傷を嫌う人たちがいる

7. 宗教
意味

ヒンドュー教徒、回教徒、キリスト教徒、シック教徒、ジャイナ教徒、仏教徒
全ての宗教の祝祭日がある(restricted holiday)

無宗教は考えられない

他人の宗教を容認するのが一般的

親子で崇拝する神が異なることもある

寺院では革製品を身に着けて入場できないところが多い。履物も脱がされる。

ヒンドュー、仏教、シックは火葬、回教、キリスト今日は土葬

8. 対人距離
非常に近い
30センチくらいの人が結構いる

インドを一言で表現すると「多様性の国」

インドの歴史の特徴「他を侵略しなかった」

インドの哲学「自己をいかに生き抜くか」が主題で、そのための世界観
宇宙が相手

領土的な現世に野心は抱かなかった

原則に忠実
金儲けが目的とすると何でもする


添付:
私のインド七不思議
インド人のビジネスマナー
夢のジョイントベンチャー

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