Indo Japanese Business relations

2001/3/27

Indo-Japanese relations: The Emerging Trends
Jawaharlal Nehru University  School of International Studies

FICCI  Japanese Cell Expert
Y. SEI

 日本では年の初めに『一年の計は元旦にあり』と言って、計画を立てたり、覚悟を表明したりする。又『国家百年の大計』ということも良く言われる。現在21世紀の冒頭に、インドの国家の100年の大計を考えることは、変化の速度が加速されている現状では、容易ではないが、必要な事であろう。変化の速度が捕らえにくいほど速いからといって変化に無為に身を任せる国はない。

 インドは1991年にそれまでの自給自足、自立を旨とする政策から国際相互依存へと180度国策を変えた。共産主義は誤りで、資本主義が是であると歴史が展開したとき、インドの社会主義的混合経済から自由経済への展開は見事な決断であり、歴史的に評価できるものと考える。

 しかしながら、インドの政策的な転換にも関わらず、それを政策に直接反映させるインド政府の役人一人一人が自覚を持って政策化を行っているかは疑問がある。伝統的な考え方を引きずる場合が多いのは当然である。

 インドの行った外貨歓迎政策については、インド資本と公平に競争すると言う意味で十分に承服できるものと考える。選別的に外貨を歓迎した国のしっぺ返しを考えると、公平に扱うインドの国是は歓迎できる。

 インドの役人が忘れている最大の問題点は、外国企業はインドで金儲けにくるということである。インドに来て金儲けをして下さいとの精神が忘れ去られている。外国企業がインドで金をもうけて送金する事が悪いことであるとの考え方を払拭する事が必要である。儲けた金を気持良く自由に持ちかえってくださいと言う一項目がぬけている。資本主義が共産主義に比して良いとの歴史的評価がなされている以上、資本主義的な考え方が正しいと言う見方が徹底していない。儲けのないところには外国資本は進出しない。インドは慈善事業に外国企業が進出するとは思っていない筈である。

 インドのソフトウエアが世界的に有名となっている。確かにインドのソフトウエア及びインド人IT技術者無しでは世界のITは不自由をきたすまでになってきている。そこで、インドの各州はITパークの建設に熱を上げている。インド中にITパークが建設されている。かの有名なバンガロールを始めとして主要な州のほとんどがITパークを建設したり、建設の名乗りをあげたりしている。しかし、カシミールにITパークを計画しても一体誰が進出するのだろうか。アッサム然り。パンジャブですら問題ありと言われる。誰もが思いつく計画をどこにでも作っても成功するとは限らない。後発がだんだん不利に成る事は必死であり、競争が激化する事も当然である。

 インド各州はそれぞれ違った顔を持っている。言葉も違い、気候も違い、住んでる人も同じでなく、カレーも違うと言う。その違いを活かした産業政策を考える必要がある。

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