ラジャスタン州ニームラナの登記所 |
2007/11/27 |
ニームラナの登記所を紹介しよう。 インドの地方行政組織は、ディスクリストがありその下にサブディスクリストがある。ニームラナはそのサブ・ディスクリストに当たる。 75年前に建てられた建物を使用している。隣がシヴァ神の寺であった。入り口の門をはいると左右に代書屋(Writerと呼ばれる)が数軒、古いタイプライターを机の上に載せて待機している風景は、登記所だなぁと感じさせる。 所長はニルマル・クマル・シュクラ(Nirmal Kumar Shukla)さんでブラーミンを誇りの御仁であった。 対応はまず世間話から始まり、土地の登記に小一時間はかかった。のどかな登記所であったが、英国時代からの伝統が生きている感じであった。 インドの制度は緻密に出来上がっていて、省略は許されない。やるべき手続きを怠ると後で祟ることになる。知らなかったでは済まない事になる。特に土地に関するものは手続きをきちっとやることが肝要である。 |
入口の門である。ウプ・タハシール・ニームラナ(アルワール)とヒンディー語で書いてある。意味は、サブ・ディストリクト・ニームラナ(アルワール・ディストリクト)で、アルワールが上部組織となる。![]() |
正面が所長が仕事をする登記所の本事務所である。右側がその他の係りの事務所で、所長を入れてトータルで5名のスタッフが仕事をしている。![]() |
敷地内に祭られたシヴァ神の拝所でる。![]() |
代書屋さんたちである。ラーメン屋のように待ち用の椅子があるのが御愛嬌である。こんなに並ぶことがあるのだろうか。世間話に来る人たちも少なくないようだ・・![]() |
仕事中の代書屋さん達である。骨董もののタイプライターと携帯電話が共存する世界である。ナショナルドレスと洋服が半々というところ・・![]() |
所長のシュクラサンである。偉いのである。54歳とか・・![]() |
所長の前には此彼のけじめのバーがある。我々には中に入れと椅子まで用意してくれた。彼岸に入れた我々は成仏できたわけである。![]() |
本事務所の入り口である。何やら料金表があるが何の手数料やら登記料やらわからない。![]() |