事務所開きの祈祷

2008/6/4

5月の初めに、ニューデリーのサケットからグルガオンに事務所を移転した。その際インド人からの強い要望もあり、事務所開きのお払いというか祈祷をしてもらった。

運転手の知り合いのサドゥーが呼ばれ、約1時間の祈祷が行われた。

ことの初めは、インドではガネーシュでありかつガネーシュは富の象徴でもあり、サドゥーの最後っ屁は、入口の壁に紅でガネーシャのマークである逆ハーケンクロイツを書いた。
 
祈祷の図。信心深いビノードが家からわざわざ祈祷の現場に参上して手を合わしていたのは、ベナレスで育った故であろうか。今まさにブラミンは施主に右腕にナルと呼ばれる木綿の赤い紐を巻きつけようとしている。ひもを巻く際には右の手にお金を握り巻き終わると布施としてお盆の上に喜捨することになる。まかれた赤いナルは自然消滅するまで力ずくで外してはならないという。館長の右腕にもすでに1カ月近くナルが巻かれている。
ブラミンのサドゥーを探し連れてきた運転手。その後ろの壁に記されたのが、ブラミンの最後っ屁のガネーシュのシンボルマークである。日本の万字の原型でもある。これは手に巻かれたなるが自然消滅(ミサリオのごとくウォーンアウト)するまで人力ではずしてはいけないように、自然消滅までのこる。偶像のところで述べたが、像の出来上がりの良し悪しは問題ではなく、それがそこにあればそれなりの意味があるとの考え方で、この万字がうまい書家によるものかどうかは、効力には関係ないようである。お経はうまく唱えようが、稚拙であろうが、ありがたみには関係ないということと同じことでるのかもしれない。

BACK HOME