おまじない

2006/8/16
2006/10/4追加

交通事故については今まで何回か紹介してきた。館長の運転手のサリーム君にも、交通事故の跡を目撃するたび、その事故の原因を互いに議論し、その馬鹿馬鹿しさを糧にしてきた。

車に乗ると、館長は出発に際し、「安全運転」と呼称し、サリーム君はそれに対して深く頷き、それから車をスタートさせる習慣としている。それでも、交通事故は避けられるものではない。相手がいるし、魔が差すことだってあるし、魔に魅入られることだって起こる。

悪魔に魅入られたり、悪魔に取り付かれることを避けるためにするのがおまじないである。

このおまじないには、2種類があるようである。一つの流れは、悪魔が嫌うものをつけて、悪魔が近づかないようにするやり方である。これは、車に怖い顔を書いたり、悪魔の嫌うものをつけたりする。

もう一つの流れは、新車などに、汚い子供の靴をぶら下げ、悪魔にたいしたものでないよとアピールして、悪魔の注目を避ける流れである。これは、秀吉がわが子を捨てて、家老に拾わせ名前も捨丸とかお拾いとか付けて、大した子供ではないようにした例に当たるのであろうか。新築の家の屋根に、使い古したローティーを焼く素焼きの焙烙様の鍋を煤で汚れたほうを裏返して見えるようにしておく家は未だにあると言う。、

20数年前のデリーには、汚い靴をぶら下げて走る乗用車が沢山あったが、今は少ない。トラックなどは靴の絵をぶら下げて走ったりしている。
怖い顔を描くことにより、悪魔を寄せ付けない・・アッカンベー・・
悪魔が嫌うであろうとニンブー(ライム)と赤、青唐辛子をあしらった魔よけである・・
靴の絵をかき、大したものでないと悪魔にアピールしている・・
汚れた子供の靴を片方だけぶら下げて、たいしたもんじゃないとアピールしている・・
今では一寸珍しいおまじないである・・
この図体の大きな車も前に古靴をぶら下げて・・

BACK HOME