白馬

2007/10/15

カルカッタに駐在していた時の話である。

運転手はサハというベンガリーであった。

女の子が3人いた館長の家では、アカマーと言うアーヤー(メイド)を雇っていた。彼女の家はオリッサ出身で、子供が5人いた記憶がある。男の子が一人であった。アーヤー一家は一家総出で我が家を助けてくれた。長女はオシであったが子どもたちはよくなれていた。

そのアカマーの顔が結構整っていた。

あるとき、運転手のサハに「アカマーは結構美人じゃないか。」と言うと、一言「色が黒い。」といった。確かにオリヤ(オリッサ出身をこう呼ぶ)は色黒であることはそうである。しかし、ベンゴリーのサハも負けずに色黒でもあったので、思わず笑ってしまった。
インドでは、美人の標準の一つは、Fair(色白)があげられる。日曜日の結婚相手募集の新聞の欄によく「Fair」見られる。白が珍重されるのは人間だけではない。。

タイでは白ゾウが生まれると瑞証と歓迎される。仏の出現の前兆として・・(タイの白ゾウは真っ白ではない。いくつかの条件を満たすと白ゾウとして認められるという。見た目では白ゾウと素人にはわからない。)

インドの動物園には、ホワイト・タイガーが飼育されている。これも単にアルビーノが珍しいだけでなく瑞証としての意味があるようだ。

結婚式に使われる馬車の馬も、あるいは花婿が乗る馬も白馬である。

タイだけではなく、白が目出度いということは、日本にも伝わり、大黒さんの白鼠、白兎、白虎などになった。人間でも色白は七難を隠すとも言われたりしている。
結婚式用の白馬である。鞍賭けに宣伝用の電話番号と住所と店の名前が開いてあるのが御愛嬌である。

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