カシミール・ワラ

2007/11/19

カシミールの手工業品を購う行商人をカシミール・ワラと呼ぶ。

扱う商品は、日本でも一時喧伝されたシャトーシュと言われる今ではワシントン条約で取引が禁止されている極上のショールから、パシュミナ、カシミヤのショール、毛織のカーペット、皮革製品(なめし皮のジャンパー、上着、コートなどは注文して半年はかかる。)、木彫りのスクリーン(屏風)、箱、小テーブル、papier-macheと呼ばれる紙製品などなどである。

日本人の各家庭を順繰りにまわり、商品を広げ時間をかけて値段の交渉をやり、商いを行う。娯楽のないインドではそんな夜の過ごし方もある。

過日、ジャン友中島邸でカシミール・ワラの商売を目撃した。どこか記憶の中でムズムズするものがあると感じながら冷やかしていると、「旦那はGK−Iに住んでいた三菱商事の人でしょう。」とずばり言ってきた。

なるほど商売である。何十年も前の客の顔も覚えておくのが商売のコツであろう。

彼の名刺である:
Mr. A. Hussain
Wholesale & Retail Dealers of :
Pashmina Shawls, Carpets, Chain Stitch & Cushon Etc.
17, Church Road, Bhogal Jangpura, New Delhi-110 014
011-24372466, 9810281309

1/B-300/301
Bemina Houseing Colony, Srinagar, Kashmir (India)
0194-2491563
a_hussain999@yahoo.com

最後にかわいいショールをお土産にくれた。
 
右上のラクダ色が自然のままの色である。なかなか良いものであった・・7万5千ルピー(22万円)は妥当な値段なのかは知る人ぞ知るである・・
手の込んだ刺繍であることよ!
一人の人が一年かかるという・・リバーシブルの刺繍で、言い値は1.2ラックルピー(12万ルピー=36万円)で、今日のハイライトであった。
息子か助手か?とにかく色白で大きな鼻が特徴的である。一言も喋らなかった。
フセインさんである。確かに見覚えのある顔である。20年の記憶力は大したものである。


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