長距離トラックの運転席

2009/2/2

長距離トラックには通常二人が乗り込む。適当な時間に適当なところで睡眠を取る。途中のダバで、食事をして、トラックの中で睡眠を取る。二人が睡眠を取る場所が運転席の後ろである。

夜寝る時もあれば、昼間寝る時もある。二人の都合と、到着時間の都合で、臨機応変と言うところであろうか。

走行中は、後ろは空いているので、便乗者の都合を配慮することもあるようで、ひとたび旅に出でしまうと、白タク行為の監督は難しいようである。
 
インドには2大トラック・メーカーがある。タタ(TATA)とアショクレイランド(Ashok Leyland)である。タタはダイムラーベンツとの技術合弁で、後者はレイランドとの合弁で始まった。タタのほうが圧倒的にシェアが多いが、アショカレイランドも南を中心に頑張っている。アショカレイランドは独自の技術開発を行い生き延びてきた。
これは、40フィートコンテナー用で、今は20フィートを載せている。どこかで一つ下ろしてきたのだろう。ナヴァシヴァ港からここまで約1300キロを完走したところである。
荷下しの間に運転席を覗いてみた。
運転席は、風通しの良いように、ビニールの5センチ位の幅の帯を荒く編んだものである。運転席の後ろは睡眠用の場所がある。二人が寝るには十分である。ペットボトルは普通の水を入れ替えて使用するのであろうか、またトイレ用なのか不明である。
このくらいのガラスのひび割れは気にしない。就寝用の毛布が後部に有るが、一枚で二人で良いのだろうか?。
運転席の前方が物置場になっている。窓の枠に、歯ブラシと歯磨きチューブと石鹸、棚には、インド製蚊取り線香(色が茶色で日本製より効かないとの評判である。)、ヒューズ、嗅ぎ煙草、取れた取っ手などが置かれている。
運転席は、見た目は簡素であるが、製造工程としてはかなり凝った手間をかけた作品である。

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