アンクール君の結婚式

2007/2/8

2月5日の朝結婚式の招待状を受け取った。本来ならば前の週に貰うべきものであったが週末に館長と会う機会がなかったので月曜日に貰う結果となってしまった。
既に色々な儀式が行われ、残るは、バラット(花婿行列)だけである。行こうと決心した。
場所はレワリで、働いている場所から車で15分のところであった。着いたのは16:30ころである。
家族の紹介があった。花婿の母親である。
花婿の父親である。
花婿の前に座ったバラモンが先ず、花婿にターバンを被せる儀式を行った。烏帽子親ではないが、兄弟がターバン親になり花婿に無事ターバンを被せた。父親は兄弟にその場で現金21000ルピー(5万2500円)を祝儀として渡した。(インドでは祝儀や寄付は端数の1をつける。そこから目がでるとの縁起である。)
妹が目に何かを塗っている。その妹に親父さんが505ルピーの祝儀を渡したところ、お袋さんから文句が出て、更に500ルピー追加された。全て裸のルピー札が飛び交うのである。
親類の男達で、風雪を刻んだ顔をしている。(雪は降らないが)
子ども、女衆のコーナーである。広ければ此れは別室となる。
バラモンが最後に額に赤い染料のビンディをつけると室内の儀式は終わった。 花婿のレイに注目。100ルピー,500ルピーと言う高額紙幣で作られている。
部屋には家具らしい家具はなかったが、片隅に神棚のような設えの場所があり、何かを祀ってあった。
花婿を乗せるのを待つ白馬である。
群がるのは馬子である。馬子にも衣装と言うが通常の襤褸を纏った姿とは違い今日は
良家の子女を思われる格好である。
正装された白馬に跨る花婿の前で、男が踊る。このときにも花婿の頭上でお金を回し楽隊に祝儀として渡す。
女が踊る。宙に舞い上がっているのが判る。本当に懸命に踊っている。
バラット(花婿行列)の始まりである。本当なら花婿は花嫁の家まで行進するのであるが、最近は、花嫁が待つ結婚式場の手前50メートルほどを行進する。この結婚式では、団地内を行進して、後は特別に用意された車で花嫁の待つところまで行く算段であった。

太鼓の大音響と、マイクの音で団地中が顔を出している。文句を言うのではなく暖かく見守っているのである。退屈しのぎでもあるのであろう。
館長は此処までで引き上げた。
結婚式の儀式の中で、現金が裸で出てくるのがとてもインド的であるとの感想を新たにした。デリーゴルフのボールボーイの結婚式で、バラットが花嫁のところに到着し、花婿が馬から下りる前に、両家の親戚同士でダウリー(持参金)の再交渉が始まり、30分以上花婿が待ちぼうけを食わされたのを目撃したことがある。直裁に話をする習慣は、現金のやり取りとともにインド的である。

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