慈悲の図

2007/1/15

何の変哲もない街角の写真と思って貰っては困る。

中央向こう側に屈んでいるとあるおじさんに注目していただきたい。又、それなりの服装をしている連中が手に持っているアルミ箔をラミネートした皿が普通でないことに気がついて欲しい。

通常の食べ物を路上で食べるとこに使う皿は、木の葉で出来たものを使う。時に紙の皿を使うこともあろうが、その時は、ラミネートなしの皿である。

このとあるおじさんは、直径50センチくらいの寸胴の大なべに黄色く色づいたインド米のご飯を山盛りに持ち込み、ここの交差点で、乞食と物売りに慈悲を施しているのである。お皿も恐らく自宅でのパーティ用の皿であろう。何か良い事があったのだろうか、それとも何かの記念日なのだろうか。とあるおじさんの胸のうちは判らないが、黙々と飯を配り続けていた。

乞食や物売りの連中は特に恐縮しているようではなく、単に食べ物を食べていると言う感じである。

インドでは慈悲に謝意を期待してはならないの図である。

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