ビノードの誕生パーティ

2008/5/27

5月24日はビノードの誕生日であった。

月の中頃、誕生パーティを家でやらしてほしいと言ってきたので気軽にOKをぽ与えた。ビノードの誕生パーティであれば、オベロイかアショカホテルがいいんじゃないかと冗談を言いながら・・

1週間ほど前に、館長が勤めている会社の日本人全部を招待したい旨の、アイディアが示された。その伝達役の一部に館長も駆り出された。ビノードは館長の同僚の使用人たちには自分で招待の電話を掛けた。

そのほか、中島氏夫妻、大畑女史等々に出席を頂くことになった。

全部で、日本人16人、インド人約20人の大パーティとなった。

二日ほど前には、酒類がハルヤナ州より安いニューデリーより、自分では飲まないビールを2ダース購入した。

前夜になると、直径1メーターを超える鍋が二つと、それ用の火口が持ち込まれた。

当日の朝になると、9時にリッチモンドパークの門前のテラワラの八百屋に、野菜の配達は何時かとリマインドを入れた。9時半ごろから続々とインド人は集合はじめ、食事の支度にとりかかった。午後一番で2キロのバースデイケーキがスーパーマートから届いた。

館長の昼飯は、サフラン色のインド式グリーンピース焼き飯で、塩加減が絶妙で、うまかった。手伝いをしている誰が作ったのであろうか。

パーティは6時半からの予定であったが、仕事で館長の同僚の到着が遅れ、結局始まったのは8時に近かった。それまでにすべての準備が万端整った。

MC中島の場持ちの芸で会は日本人の間で盛り上がっていたが、様子を見ていたビノードが、皆さんこれよりケーキカットを行いますと、英語で突然のアナウンスをしたので、皆はびっくり、拍手となった。
"Listen everybody, now birthday-cake-cut" と記憶しているが・・

2キロのバースデイケーキの周りには、取り皿が全くないので心配であったが、ビノードがケーキを一口大に切り分け、目標とした参加者の口元に運び、食べてもらうという形で、瞬く間に出席者全員の口にケーキは運ばれた。インド式のバースデイケーキの処理である。これなら取り皿はいらないわけだ。

その後ベジタリアンカレーが4種類出され、プレインライスとプーリーでの大宴会となった。ドンカレーも水準以上の出来栄えであった。

デザートは館長のアイディアで、ミルク、クリームの中に季節の果物を切り込んだものが出され、無事にパーティは終局を迎えた。

日本人が帰ったたと、インド人は余韻を楽しみ、すべてのインド人が帰ったのは12時を過ぎていた。
その間ビノードは食べ物を口にしないで、進行役とパーティの全体に気配りをしていた。

あまったインドカレーとケーキはインド人の持ち帰りと、フラットのガードマンにおすそ分けとなったようだ。翌朝には何も形骸は残っていいなかった。

そのあとビノードは、3時半までかけて、後始末と掃除を行い、居間のソファーにぶっ倒れて就寝。(前立腺に問題なしとしない館長は、夜な夜なトイレに起きる回数が多ので、丁度確認できたわけである。)

翌朝は、元の彼の雇主のアキオが泊まったのでその元主人と館長のために、いつもの時間06:30に生卵かけごはんんを準備してくれた。和食である・・

館長の所感をあえて付け加える・・

*この日ビノードは19歳となったわけだが、その年で誕生パーティをすることを思いつくのは、あまり聞いたことがない・・

*日本人を自分の誕生パーティに呼ぶという発想は尋常ではない・・

*自分が飲まないしかも日本人が愛用するビールを用意するなどは自分中心にものを考えていない珍しいインド人である・・

*インド食を迷わず用意するその祖国の文化に対する自信

*18歳の少年が30人を超えるパーティをコーディネイトする能力は見上げたものである・・会社でも役に立つ存在になりうる資質があるといえよう・・恐るべし・・ビール・ジュースの手配・野菜の発注・ケーキの発注・使い捨ての食器の買いつけ等など・・

*ビノードに呼ばれると参加する日本人、インド人がいるということの人的つながり・・人徳があるのだろうか・・

*アキオの所感:
偶然ニューデリーを訪問してこの機会に遭遇するビノードの運の強さ・・
ヴァナラシに燻らせるより、都会に出るべき少年であったのであろう・・

館長のところには、ビノードから一切の金銭的な援助の話はなかった。インドではすべてがオウンリスク故、誕生パーティの費用は本人が負担するのである・・誕生プレゼントはそれなりに貰ったようであるが・・

館長のインド経験にまた一つのエイピソードが加わった。
 
自分で用意したケーキの前で一寸照れているビノード19才
決してぜいたくなインド料理ではないが、すべてがおいしいヴェジタリアンカレーであった・・
スーパーマートより配達されたバースデイケーキは2キロもので1000ルピー(2500円)であったという・・おいしいケーキである
頂いたケーキ
招待された日本人の一部
ケーキの前に呼び出された、ビノードに縁の深い人々・・左から、平野さん、そのドライバーで元館長のドライバーのサリム、現在の館長のドライバー ティンクル、本人、元の雇用主アキオ、兄のマノージ、館長の社長である木原氏・・
こうやって一人一人に食わせるから、取り皿は要らなかったわけである・・
招待されたインド人の一部
招待された日本人の一部・・

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