秋の入院

2003/10/14

冠状動脈の左前下行枝に狭窄が起こり心筋梗塞の発作により救急車で府中病院に深夜3時ごろかつぎ込まれて一命を取り留めたのが11年前の秋であった。集中治療室に10日間、合計40日の入院であった。

10周年をかねて検査入院を同じ府中病院で行ったのが10月1日。

その結果、左前下行枝は完全に閉鎖状況で、造影剤が全く通らない状況であった。ぼんやりと石化した血管が映る不気味な映像であった。使い物になっていない。
さらに右前下行枝を見ると、造影剤を流すと入り口から1センチくらいのところでくびれて消えている。その先0.5ミリくらいのところからワープして造影剤に夜血管が映し出される状況で、担当の医師の話によると99%の狭窄であるという。
残りの一本は一応100%働いているようだ。

3本ある冠状動脈のうち一番大事なのが左前下行枝で、これが全然機能していない。次に大事なのが右前下行枝でこれが1%しか機能していない。全体300%とするなら、そのうち101%しか働いていないわけである。これでよく活きていたなと言う感想が素直なところである。

11年前は左前下行枝の狭窄で死ぬの活きるのの大変な大騒ぎになったのに、今それが全くふさがり、右前下行枝も1%しか機能していないで命を永らえていたわけである。そのからくりは、右前下行枝の1%の狭い穴から供給された血液は、本来の自分の所領の先にある左前下行枝支配地まで毛細血管を通じて血液を供給してきたと思われる。

その1%が詰まるとぽっくり行ってしまうのは火を見るより明らかであると、医者と映像を見ながら納得した。

検査入院の延長で措置をとる必要があるほど緊急性が高いとの医者の意見であったが、ベッドの空き問題があり、17日に入院となった。

選択肢は四つある
1. そのまま何もしないで、ぽっくりを待つ。半年から1年もつかどうか

2. バイパスを二本つける。これは、一時的に心臓を止めて6〜8時間の手術。成功すれば10年は大丈夫かも。

3. 右前下行枝にバイパスを心臓を動かしたままつけ、もう一本はあきらめる。

4. 右前下行枝を先ずカテーテルで広げステントを入れ、もう一方の石化した部分をほじってみる。もし石化部分がうまくいかない場合はほっとく。五年くらいはもつかも。

3.4.の措置を開始して、途中でうまく行かねば2.に切り替え条件となる。それで、4.を選択して17日入院となります。2週間で出てこられれば、4がうまくいった証拠。4週間かかれば2となったことでしょう。

人間の代償機能は大変なもので、101%の心臓で、毎日10〜20キロ歩けるという驚き。今日も多摩動物公園まで歩き、万歩計は21452歩(約15キロ)を記録している。退院したら美味しい牡蠣フライを食べたいものです。
見舞い謝絶です・・・・

 

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