胸囲の話

2008/2/9

西高に入学して、身体検査があった。体育の梶原玲先生が一人一人の胸囲を測った。小生の胸囲は80センチで、玲先生は「ちょっと少ないな。」と 小さい声で呟いた。それを聞いて館長は悔しかった。

その晩からである。寝る前に腕立て伏せを始めたのは。目標は、毎日回数を増やすということで、グラフをつけ始めた。最初の日は19回であった。

グラフ用紙に、1日から31日までの日にちを書き入れ、毎日の回数を折れ線で書き入れることとした。グラフ用紙は20センチx30センチくらいのものであったと記憶する。
それを縦に使い、縦軸に回数0〜600回、横軸に1〜31の日にちを入れた。

最初の1月は1日5〜10回程度の増加傾向であったような気がする。3か月たつと200回を超えるようになった。半年続けるともう350回以上になり、時間の制約がなければ、500回も行けそうになり、それでグラフをつけるのをやめ、大体毎日350回〜450回を目標として、1年続けた。

2年の初め、また身体検査があった。玲先生が又測った。胸囲は96センチであった。先生は前年の数字を見て、小首をかしげて、去年は測り間違えたのかなと呟き測り直した。結果は同じ96センチであった。

館長は、去年のことから始まり1年のことを話した。玲先生は、何も言わずに頷いた。

館長は、野球のボールの遠投は学年で下から2番目、走っても16秒を切れず、水泳の飛び込みもできず、背泳ぎ以外の泳ぎはできない運動音痴であったが、この件の所為か、体育の成績は3年を通じて5(最上級)であった。

館長の肩幅が広く、時に何か運動をしていたのですかと聞かれるのは、以上のせいである。人の一言が人を変える例である。

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