インドに淫するの記 ーインドで道を聞くとー

2006/04/24

インド人に道を聞くと、必ず教えてくれる。たとえ知らなくても教えてくれるので困ってしう。これはどうしてだろうと長年か考えてきた。最近になりようやくその理由が見えてきた。

インドアジア開発のページのインド人の扱いの第3章でインド人は親切であると書いた。どうもその辺に理由がありそうだ。インド人はおしゃべりで自己主張が強いことも指摘した。それと親切と結びつくと、どうなるか。自分の前に立った人をがっかりさせないという形を取る。従い、道を聞かれると、聞き手が満足するように必ず反応する。たとえ知らなくても手振り身振りをまじえて知らない道さえとうとうと堂々と教えてくれる。それで聞き手が満足すると、聞かれたほうは義務を果たした感じとなるわけである。

これが道を聞くときだけなら知らない道を教えられて、迷子になったり、時間を損したりと言うことで済むが、仕事でこれをやられるとつらいものである。

この品物が作れるかと聞くと必ず二つ返事で「No Problem」とできることを確約してくれる。これも、前に立った人を満足させてくれる答えを出す親切さである。それで、期日にものが出来上がれば問題ないが、そうは行かないのがインドでもある。そこで、注文した側は、議論を吹っかけ詰ることになる。相手はここでも親切心を発揮して、相手が満足するまで出来なかった理由を並び立て納得させる。品物は入手できないが、なんとなく納得して、その理由に満足さえして引き下がる結果と相成る。これもインド人の相手を満足させなくては気がすまない精神の表れであると見えてきた。

インド人はいい人だから相手を満足させることを何時でも咄嗟でもやるのだなぁと考えるとますますインド人がかわいらしく思えてくるから不思議である。

 

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