KAIZEN と 5S

2009/2/10

KAIZENと5S

マルチ・スズキの成功のキーの一つに、日本流の労働文化の移転が挙げられている。

郷に入れば郷に従えという考え方もあるが、インドが求めていたのは、日本流の労働文化であった。インド流をそのまま踏襲すれば、インド流のQCでの限界にぶつかる。その壁を乗り越えることを期待していたのが、日本流の労働文化であったようだ。

マルチのスズキ流が大成功をおさめ、その方法論が分析された。それまでのインド大規模国営工場は、インド流のやり方で、どの会社もボロボロであったところへの新風が日本流であった。

マルチが採用した日本流のすべてを工場で実践はできないが、その中からインド人がとりだした、日本流の断片が、KIZENと5Sであった。

インドの工場経営者が求めていたのは、インド流の納期管理のいい加減さと、品質の劣悪さを、何とかしたいというその手段であった。そこで、KAIZENと5Sはその手軽さと即効性で、燎原の火の如くインド中に広がった。

各地で日本から講師が招かれ講演会が開催され、実践した工場の報告会も開催された。

現地人の募集をし、面接をする際に、日本のことを知っているかと聞くと、「日本の会社では働いたことはないが、KAIZENの研修・講座に参加した。」とか「今までの会社では、日本オリジンの5Sを実践していた。」と言うよな答えが良く帰ってくる。

日本の会社が、インドに進出して、標語を貼りだそうと、現地のマネージャーに相談すると、「わざわざ作る必要はないですよ。一日待って下さい。」と言って、市中から買い求めて来るのが、今日の写真である。

標語が既製品で、マーケットで普通に売られるように一般化しているのが、インドにおけるKAIZENと5Sである。
 

右端の、WORK IS WORSHIP と言うのは、昔は WORKSHOP IS FOR WORSHIP と語呂を踏んでた様な気がするが・・  インド語の訳は「仕事も祈りである。」

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