ペット

45度の炎天下、毛皮を羽織った犬は大変です・・

2006/5/16

最近犬を飼う人が増えているようだ。日本人のペットを飼う理由は寂しさを紛らわすとか、癒しとか、見栄とか何か合目的な匂いがしていただけないと感じることがあるのは館長だけのことなのだろうか。ペットを飼うというのは生活に余裕があるからできることは確かなことであろうが、本来の意味は何だろうか。インド人は寂しさや癒しのためにペットを飼っているようには見えない。

犬にとっては、夏に50度近くなるニューデリーでの生活はあまり幸福なものでないかもしれないが、サリーやパンジャブスタイルのおお嬢さんが、テリーなどを散歩に連れている図は絵になる。最近では、T−シャツにジーンズの飼い主も多くなって来ている。飼い主本人が、何らかの理由で、散歩に連れて出られないときには、使用人が丁重に散歩に連れ出している。主人より使用人になついている犬もかなりいるようである。スピッツ、シェパード、テリー、ダックスフンド、ゴルデンレッドリバー、チベット、ペキニーズ等々色々は犬が飼われている。マンションもペットの飼育に関してはあまりうるさく言わないようである。

その一方で、いわゆる野良犬が多いのが一寸気になる。暑さのために皮膚病にかかっている野良が少なくなく、なんとなく狂犬病を連想させるような姿の犬もいる。そんな犬が十数頭たむろしているところを散歩のときに通ることがあるが、これはいただけない図である。でもそんな犬たちにインド人は石を投げたり棒で殴ったりはしない。自然に共存している感じである。犬は人間とは共存できても、車とは共存できないようで、高速道路で昇天した抜け殻に遭遇することが良くある。いやな図である。

意外のペットはあまり見かけない。最近の日本人のようにイグアナとか蛇とかの奇妙なペットを飼っているインド人を私は知らない。少数派ながらヒマラヤン、ペルシャンなどの猫を飼っているインド人がいる。犬に比べると数はずっと少ないようである。犬に比べて猫の野良は幸せであろう。猫科の動物の発祥の地は熱帯であったわけで、野良は悠然と長い尻尾に存在感をにじませながら闊歩している。

ゴルフ場で見つけた傷ついた子孔雀をペットに飼った日本人がいたが、孔雀はすっかり人になりきり、ディナーテーブルの所定のいすにのり家族と一緒に食事をしていたという。
昔の天竺で、遊女は飼っているインコを窓の外に出して空房を客に知らせたという。客が入室するとまずベランダのインコを室内に入れるの図は、入室するとまずテレビをつける新婚さんの所作よりはましな気がする。粋なペットの使い方であったと感心する。

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