識字率6割なのに ー字は読めなくとも胸を張って生きてるー

2006/3/30

インドの識字率は6割を超えたところである。字を読み書きできない人が10人に4人いると言うことである。独立当時は、7割近くがいわゆる文盲であったので、良くぞここまでと言う異論と、まだそんなにと言う議論がある。

識字率といっても、自分の名前が書けてある程度数字が読めれば識字の側にカウントされるという説もあり、字を知っているから英語を読み書きできると勘違いしないでもらいたい。英語が自由に読み書きできるのは学卒中心に15%ぐらいであろうか。

そんなインドで、不思議がある。字だけの看板が非常に多いということである。しかもローマ字の看板である。一体どうなっているのであろうか。インド七不思議のひとつである。

マニは、英語の会話が通じる。ものの名前も英語で分かるものが多い。もちろん簡単な英語も書けるようだ。サリームは毎日の運行日報をローマ字で書いているので一応英語は通じるほうに分類できる。ビノードは英語を読めないし、書けない。ヒンディもあまり良くは読めないし書けない。毎月の給与をカレンダーに書き入れそこに二人それぞれ自分の給与にサインしてもらうのだが、ビノードはたどたどしくB・I・N・O・Dと一字ずつ力をこめて書き記す。

彼は主人の留守にTVでヒンディの映画を楽しんでいるし、交渉ごともいっぱしにこなす。字がかけないことで卑屈にはなっていないようだ。胸を張って生きている。ファリダバードをグルガオンと間違えてもチャンとオートリキシャと交渉してたどり着いている。読み書きできなくとも生きることは出来ることを実感するのがインドであると館長は納得するのである。

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