インドのスポーツ

2006/5/2

 インドのテレビ中継で一番人気のあるのはクリケットである。他国とのマッチや、国際試合は大変な視聴率で話題にもなる。伝統あるパキスタンとの対戦となると、往年の日本の巨人阪神戦なみである。テレビ中継で人気があるだけではなく、かっての日本での路地裏でのキャッチボールのように、ちょっとした広場や公園で子供も大人も、三角ベースみたいなクリケットに余念が無い。昔は一試合5日から一週間かかったようだが、今ではルールが改正されてワンデイマッチが普通になってきたようである。ナショナルチームのクリケットプレイヤーは英雄扱いで収入も良いようである。子供たちは将来のナショナルチームのメンバーを夢見ている。

 テニスの混合で杉山のパートナーがインド人であることは有名であるが、インド人の金持ちは自分の庭にコートをもっていたりする。ジムカーナークラブ、マンションのクラブ、シティークラブには必ずテニスコートがある。上流階級の盛んなスポーツの一つである。人手の豊富なインドでは必ずボールボーイ(今のところは必ず少年である)がいて、下手でも無駄に走ることはない。テニスは、コート、道具、ボールなどを必要とするため、余裕のある人々のスポーツである。

 サッカーも徐々に普及しているようである。ボール一つで遊べるということで相応の広さの空き地があれば裸足でも参加できる安上がりの種目である。プロレスの団体もあり、ムンバイでは女子プロレスの興行もある。日本でも名を馳せたダラシン、タイガージェットシンはインド人である。ハングリースポーツの典型である。

 軍隊が中心ではあるが、ポロはインド発生のスポーツである。日本軍が侵入したインパールで生まれたとマニプリー(インパールを首都とするマニプール州に住む人)は胸を張る。

 ゴルファーが増えている。10年前のニューデリーにはまともなゴルフ場はデリーゴルフクラブという伝統的なものしかなかったが、いまや一時間以内に行けるところに、立派なゴルフ場が四箇所もでき、土日のスタートを取るのが難しいくらい繁盛している。外国人もさることながら、インド人のゴルファーの数も急増している。タイガーウッズやビジャイシン(国籍はフィジーだがいわゆるインド人である)が話題に上るようになってから、子供にゴルフをやらせるインド人一家が増えている。

 有線テレビのチャンネルの中でスポーツ中継は盛んで、クリケット、サッカー、テニス、ゴルフ、ビリヤード、プロレスなどが放映されている。スポーツ観戦、スポーツをすることに意味を見つけているインドは十分に先進国である。テニスの試合を見ていた中国人が「あんなに疲れる激しいことは使用人にやらせたほうがいい。」といったという話はインドにはないようである。家主のWさんも90キロ以上ある重い腰を上げて先週からゴルフを始めたようだ。館長は自転車を室内でこいている。前進しないことおびただしい。

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