ニューデリーの治安状況について

2000/2/23

一般状況

ニューデリーは政治の中心地であり、各政党のPRの場として絶好の場所である。其の意味で、一年を通じあらゆる政治団体、NGOが宣伝活動、示威運動をしている。従い、政府の建物、政党の本部が並ぶ中心部では一年を通じ、いわゆるプロセッションと呼ばれるデモ行進が行われる。また、大手新聞社があることも有り、市内の目だったところを使いハンガーストライキなどの示威運動が行われる。

政治が安定していたネルー率いるコングレスの統治時代には、このようなことは余り行われなかった。しかし小党群立の現在では、このような現象は日常化している。しかし、二大政党対立の勢力のぶつかり合いの際に見うけられた、ボートクラブ一帯に数十万から百万を越える人を集めての大規模な集会は稀であり、其の意味で大混乱が起こるようなことは最近はない。

デモ行進の中を突っ切ったり、ハンガーストライキを冷やかしたりと言うような事をやらなければ巻き込まれることはない。

通常の犯罪は増加傾向にあるようだが、さして問題となるようなことはない。特に外国人とか、日本人を選択的に狙う犯罪は今まで起こっていない。治安状況は良い部類にあると言えよう。

テロの問題はインド政府が一番気にしているが、これは事前情報がないのが普通で、遭遇したときにどう対処するかが問題であろう。危険がある地域に近寄らないのが一番である。
 
特記事項

最近3回にわたり、Prime Minister Officeの次官でSecurity担当のBhushan Jainさんと会談する機会を得た。

「テロに付いてインドは国際的に評価されており、対策もそれなりの評価を受けている。現在、インド政府が頭を痛めている問題は二つある。
其の一は、パキスタン経由インドに入り込んでくるナルコティック(薬)であり、もうひとつは、やはり背後にパキスタンが絡んでいる偽札の問題である。」

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