行方不明者

2006/11/17

館長が、先月2週間日本で休暇をすごし、ニューデリーに帰ってきたときに、ニューデリーの空港で、壁に貼られたビラを見た。

篠崎耕太君と言う慶応大学の学生を探すビラである。館長は暗澹たる気持ちになった。又かと。

何年かに一度、このような行方不明の事件が起こる。

一般的に言って、インドは治安の良いところである。しかし、悪のプロは世界中のどこにもいて、インドも例外ではない。プロにかかっては素人はどうにもならない。

おそらく、飛行場にもそのようなプロがいて、此れはと言う人に狙いをつけるのであろう。手口は、親切げに、近づき、ホテルに案内すると称して、さびしいところに連れ込み金品を巻き上げる手口かと思われるが、対応の仕方にっては、それ以上の被害に遭い、行方不明になったしまうということが起こりうる。

最近、グルガオン辺りで起こった事例を紹介しよう。

此れは、通常のインド人を狙うプロの話である。夜遅く、10人前後のプロが、相乗りの白タクにカモを上手に連れ込み、さびしい街道で、金品を巻き上げる。その後は、死体をその辺に放り出す手口であったという。一人のカモを白タクに乗せ、先に乗っている10人の客は全てがぐるで、どうにもならない状況に置かれる。彼らが狙うのは、大金ではなく、数百ルピーからせいぜい数千ルピーの小金であると言う。それを今年の初めから30件以上こなしていたと言う。あるきっかけで逮捕されたその連中は、何人殺したかを覚えておらず、開き直って、どうにでも処置してくれといっているそうである。価値観の違った連中である。

飛行場での、プロも同じ感覚で、カモを探しているやも知れず、彼らは、数万ドルとかを狙うのではなく、数百ドルの実入りのカモを狙っているようである。金のない格好が安心ではない。金のない格好をしても、日本人は数百ドルは持っていることは先刻ご承知である。

インドへ旅行に来るときには、先ず波打ち際での対応を間違えないように忠告したい。そこを乗り越えると素晴らしいインドが待っているのだが、そこで躓くと、インドは厳しい国になりかねない。

飛行場からは、プリペイドタクシーを使い、ホテルの予約は日本からとって来ることをお勧めしたい。

今回のこのビラはご両親が来印され、用意されたと聞く。無事に見つかることを館長は念じる。

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