インドを考えるヒント
−3人の発言−

2006/3/25
2006/7/21追加

三井物産インドの社長の宮地さんが、日印経済委員会で、「インドへの投資阻害3大要因として、インフラの未整備、税制の複雑さ、官僚機構の非効率といわれるが、だからインドへ出てこないのでなくて、それらをギブンコンディションと考えて進出しようではないか」との趣旨の発言をされた。

榎大使は、日本からの中小企業ミッションとカマルナート商業大臣と会った後の会合で
「今日も商業大臣が日本はもっとSEZに進出を考えるべきだとの話をした。今までは聞き流してきたが、中小企業はインフラ問題を自己資金で解決する力も不足がちゆえ、インフラが整備されているSEZがあれば、SEZは日本の中小企業のインド進出の拠点となりうるようだ。」(SEZのところでその経緯はすでに書いている。)

当地に進出して成功をしている四輪の方の発言を引用しよう。「インドで仕事をさせていただいている。しかも、インド企業と同じ条件で差別なく仕事をさせてもらっている。これは、我が社にとっては最大の優遇措置と考えている。」

インドが難しい国で進出しにくいとの話を聞くが、中国と比較してどうなんだろうか。インドでは違法建築は摘発され、取り壊される法治国家である。インドの法人はひとたび設立されるとその資本の色によって差別を受けることはない国である。法によって差別なく保護されている。

一方インドでは何でも可能であるとも言われるし、やり方を間違えると二進も三進も行かなくなるとも言われる。ニューデリー市内でも、グルガオンでも建てかけのまま5年10年ほったらかしになっている遺跡みたいな物件がいくつかある。インドに詳しいインド人がやり方を間違えてしまったケースである。

3人の発言を吟味して、インドをもう少し勉強して本気で進出を考えてもらいたいものである。

インドに飽くなき熱情を注ぎ込む榎大使。 商工大臣とここまで親しくなった大使は今までいなかったかも知れない・・

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