インドを考えるヒント
−インド人の分類 その1−

2006/4/28

インド人には2種類ある。男と女である。こう書くとごく当たり前のように思えるが、ところがどっこい、そうはいかない。男女の比率が圧倒的に男のほうが多いのである。通常の国の数値の反対となっている。又、統計上はどう処理されているのか知らないが、ヒジラという半陰陽のカーストがある。半陰陽が生まれると両親は赤子をこのカーストに入れる。このカーストの全員はサリーを纏い女装である。喉仏があったりして、声変わりするのもいたりして集団で歩いていると一寸異様である。彼らは祝事のある家に出向き歌い踊り厄払いをする。めでたい日には金持ちの家の前で集団パーフォーマンスをして祝儀を頂き生計を立てているカーストである。一寸悲しいカーストである。インド人を男と女に簡単に分類できないなぁと館長は思ったりする。

インド人には2種類ある。命令する人と、される人である。これは館長も納得できる。日常でも、仕事上でもこの2種類の分類法は非常に有効である。命令する人は年がら年中四六時中命令をしている。反対側の人間は、命令されるのを待ち構えている。命令する側は大体えらそうに構えているのが普通であるが、される側は、卑屈ではない。嬉々として命令を期待し、命令を遂行するのである。

命令する側は正しい命令をすることが肝要である。レストランで「ビールを適当に」と頼んではいけない。「フォスターの冷たい大瓶ビール3本とグラス4個と、ポテトのフィンガーフライ3ポーションを1皿に盛り付けてもってこい。」と明確にえらそうに頼む必要がある。
一度に2つ以上のことを頼むときには混乱が起こりうることを考慮に入れる必要がある。

仕事でも同じである。日本人はインドで命令する側の人間として赴任してくる。日本では、そんな人の使い方をしていないので、面食らうことが多い。命令を待っている人間に相談してはいけない。具体的に命令しないと、期待通りの結果は望めない。相談すると勘違いして相手は自分が命令する側にポジションを変える必要があるのかと思い違いをしたりする。

お役人の中にも命令する側の人と、性格的にあるいは出自のせいで命令される側の人もいる。それを見抜いて話をすると早い場合がある。民間の会社でもする側と、される側を見抜いて話をすると結構はかが行くことがある。

この分類は、役に立つ分類方法である。

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